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書評:よそ見津々

2010年09月29日 12:52

よそ見津々/書評・本/かさぶた書店よそ見津々
(2010/09/23)
柴崎 友香

エッセーは大阪弁ではない。
が、ところどころで大阪弁が入る。
そのところどころが効く。

書評とかよりも、食べ物の話とかの方が好きだったりする。

いま、東京にいらっしゃるんですね。
東京エッセーを頼めばよかったと、今更ながら。

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書評:短篇集

2010年05月03日 23:45

短篇集/書評・本/かさぶた書店短篇集
(2010/04/20)
柴田元幸編

「この人に書いてもらえたら最高、と思った9人が書いてくれました」と、編者・柴田元幸は書いている。
が、アンソロジーというのは、どうも、あまり…。その観念は今回も変わりませんでした。
好きなのと嫌いなので、差が激しく出るというか。でやっぱ小川洋子が一番好きだった。


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書評:見とれていたい

2010年02月15日 21:38

見とれていたい/書評・本/かさぶた書店見とれていたい わたしのアイドルたち
(2009/11/26)
柴崎 友香

いやはや、ほいほい読んでしまった。
女子の美女批評、いや、女子の“特定美女”礼賛というスタイル。
安室奈美恵とか、ドリュー・バリモアとか、最初はちょっとどうなの? と思っていた輩も、読み進むうちに「なかなかいいじゃん」と妙に納得してしまう。

そして、「素敵な女の子はこの世の宝」と、女子が主張するところに意義ありと見る。

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書評:その街の今は

2007年01月11日 00:17

その街の今は/書評・本/かさぶた書店 その街の今は
柴崎 友香 (2006/09/28)
新潮社

角田光代のことを、やくざの嫁から弁護士になった「大平光代」と間違えてた、という話はいつだか書いた。
そんな負い目があり、というか、いろいろ縁もあって角田光代を読み出し、昨年『対岸の彼女』は面白い、と書いたらすぐその後、直木賞を受賞してしまった。
そんな経験をしたことに加え、先日、芥川賞候補作に『その街の今は』があり、それをクリックしたら、Amazonのやつが「あわせて買いたい」と言って、保坂和志の『小説の誕生』が出てきた。
柴崎友香の『その街の今は』を読むことにしたのは、以上の理由による。

で、なぜなのかクリアになっていないものの、すごく面白かった。
それは大阪の街が魅力的に描かれているからなのか、ロードノベルっぽいからなのか、登場人物に好感が持てるからなのか・・・どれも少しは合っているんだろうけど、どれも決定的な理由ではないな。
しばらくじっくり考えたいと思う&芥川賞取ってね。

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